ニキビ跡の赤みの原因って?スキンケアと美容皮膚科での治し方

ニキビが治った後も、肌にニキビ跡や赤みが残ることがあります。

これは、肌の内側の血液が透けて見える場合や、まだ肌の内部で炎症が続いている場合です。
赤みのあるニキビ跡は、ニキビのように膨らんでいませんし、痛みもありません。
肌の赤みだけが残ります。

白ニキビや黒ニキビでは、まだ炎症していない、ニキビの初期症状です。
アクネ菌が、肌の毛穴に入り込むことで、炎症になってしまいます。
そうすると、赤ニキビや黄ニキビになり、膿のあるニキビとなります。
このニキビが進行すると、肌の内部の傷となってしまい、ニキビ跡が発生します。

ニキビを治す方法は、1つではありません。
症状によっても異なります。
どこにニキビができたのかによっても、治し方が違うのです。

同様にニキビ跡にも、いろいろな症状があります。
間違った処置は、ニキビ跡が悪化するリスクがあります。
デコボコのクレーターのような肌になってしまう場合もあるのです。

ニキビ跡は

赤み → 色素沈着 → クレーター状

のように悪化していきます。

赤みのあるニキビ跡というのは、ニキビでの炎症が治まっているのにもかかわらず、肌に赤みが残ってしまったニキビ跡です。
それが悪化すると、赤茶や赤紫っぽいシミのようになってしまい、肌の色素が沈着したニキビ跡になります。
さらに悪化すると、肌に穴が掘られたように、デコボコしたクレーターのようなニキビ跡になってしまいます。




ニキビの赤みとは?

ニキビの赤みとは、肌の毛細血管にかかわりがあります。

肌に炎症が起こっているとき、肌の内部の「真皮」では、炎症を起こしているところに、毛細血管が集まってきます。これが、肌の表面からは赤く見えることになります。

炎症によって、毛細血管を集結させるのは、「免疫」というはたらきです。

免疫によってはたらく細胞は、血液に含まれる白血球などです。
細菌などの外的が体内に侵入したときに、身体をまもるために外的を排除するのが白血球です。

炎症によって、毛細血管が終結し、血液に含まれる白血球が防御し、血液のほかの成分が傷口などを修復します。

他にも免疫細胞とよばれるものはいくつかあります。
マクロファージやキラーT細胞など、たくさんの免疫細胞が連携することによって、身体は守られているのです。

つまり、ニキビなどの炎症は、身体に進入しようとした細菌などに対して、免疫のシステムが細菌などを排除しようとしているはたらきなのです。これらを免疫反応といいます。

ニキビの赤みの原因は、過剰な免疫反応も理由のひとつ

ところが、炎症や傷がひどくなってしまうと、過剰な免疫反応が起きる場合があります。
これによって、外敵ではない正常な細胞が攻撃されてしまいます。
炎症や、免疫細胞による攻撃は、外敵である細菌だけでなく、身体の健康な部分にもダメージを与えることになってしまうのです。

さらに、毛細血管が傷つけられてしまう場合があり、血管の破れによって、肌の表面から赤く見えてしまいます。赤紫の色素沈着を起こしたりすることもあり、肌の赤みからの回復に時間がかかるようになってしまいます。
肌表面の再生に比べ、肌の奥の治癒が遅れ、炎症が残ったりして、それが肌表面から見た「赤み」になるのです。

赤みのあるニキビ跡のスキンケアは?

この間に、赤みのあるニキビ跡をなんとかしようと、肌の回復をさまたげるようなことをしてしまうのは、スキンケアとして逆効果になります。
赤みのあるニキビ跡は、基本的には自然治癒がよいので、肌を傷つけないようにしながら、肌の回復を待つようにしましょう。
また、洗顔するときは肌に優しい洗顔料で、こすったりせずにやさしく洗顔するようにしましょう。

ニキビによる傷のまわりには、傷を治すために血管が広がった状態になっています。
ビタミンC誘導体やプラセンタは、ニキビの炎症でできた傷を早く治すので、血管をもとの大きさに戻すことにつながります。

肌の修復を早めるため、保湿ケアによって、肌のバリア機能を高める必要があります。それによって、肌のターンオーバーの周期が保たれます。

ニキビ跡専用のスキンケアを使うのもおすすめです。

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美容皮膚科でおこなうニキビ跡の赤み治療って?

ニキビ跡の赤みの原因のひとつに、血管の広がりがあります。この赤みは、2、3ヶ月ほどでピークになり、6ヶ月~1年で少しずつ薄くなっていきます。
ニキビが治った後、1年以上経過しても赤みが消えない場合、炎症による肌のダメージが、皮膚の奥深い場所に進んでいるかもしれません。

もし何年も血管が広がった状態が続いている場合は、美容皮膚科に相談してください。

美容皮膚科のニキビ跡の赤み治療は、レーザー・光治療が主な治療です。
赤色に反応するレーザーによるものです。
その他、ビタミンCの内服薬などもあります。
ただし、これらの美容皮膚科の赤みの治療には、保険が適用されません。

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色素沈着したニキビ跡とは?

赤紫や赤黒く色素が沈着している場合、その色はヘモグロビンによるものです。ヘモグロビンは血液の赤い色の正体です。

肌の奥深くの「真皮」までニキビの炎症が進んでしまい、過剰な免疫反応がおこってしまうと、肌の内部で毛細血管が損傷し破れてしまいます。血管の周囲の細胞に血液が流出して、しみこんでしまう場合があります。このときに、血液に含まれるヘモグロビンが酸素を失い、赤紫や赤黒の色素として肌の内部に残ってしまうことがあります。これがヘモグロビンという赤い色素による色素沈着なのです。

この色は時間の経過により、自然と消えてしまいます。

茶色く色素沈着したニキビ跡は、シミのような色になります。その色はメラニンによるものです。
メラニンといえば、シミを作る色素として有名ですよね。
肌の表皮にあるメラノサイトから作られ、紫外線や炎症といったダメージから肌を守るはたらきがあります。
ニキビなどでの肌の炎症がおこると、多くのメラニン色素が作られます。メラニンによる防御反応といえます。

赤みが生じているところをそのままにしていると、メラニンによるシミになってなかなか消えなくなる場合もあります。炎症で多く作られたメラニン色素は、身体の中の酵素によって酸化され、メラニンとなります。

メラニンは肌のターンオーバーが正常であれば、古い角質とともに自然とはがれ落ちるはずですが、ニキビができる肌の状態では、肌のターンオーバーが正常に行われにくくなり、肌にメラニンが残ってしまい、茶色いシミと同じようにニキビ跡になってしまいます。

ターンオーバーとは?

角質の古い部分がはがれ、新しい角質が生み出されるのがターンオーバーです。
通常は、約28日がターンオーバーの周期となります。
ターンオーバーの周期の乱れを防ぐためには、生活習慣も見直しましょう。
睡眠不足が続くとホルモンの分泌が乱れます。ターンオーバーを正常化するはたらきは、成長ホルモンがかかわっています。夜10時~夜中2時に深い睡眠をしていないと、ターンオーバーも乱れがちです。

ターンオーバーを食生活で整える

肉、魚、卵、牛乳、チーズ、大豆製品などに多く含まれているタンパク質には、肌のターンオーバーを促進するはたらきがあります。
たんぱく質は、皮膚や髪だけでなく、身体のあらゆる部分の筋肉、臓器などを作るのに必要です。

また、美肌にはビタミンが欠かせません。食生活の乱れはターンオーバーの乱れにつながります。
ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、さらにミネラルも摂取するようにしましょう。
これらは、にんじん、カボチャ、きのこ類、海藻類、豚肉、ナッツ類などに多く含まれています。

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適度な運動は肌のターンオーバーを促します。新陳代謝を良くするはたらきもあるのです。
運動することで代謝がアップし、正しい周期でターンオーバーが行われるようになれば、古いな角質ははがれ落ち、老廃物やメラニンなども早く排出されます。運動不足を解消しましょう。
おすすめの運動は、ウォーキングやジョギングなどの低い負荷で、30分から1時間くらい続けられる運動です。心地いい運動はストレスも発散できるので美肌にもいいのです。

また、タバコには血流を悪化させる作用があります。新陳代謝が落ち、肌のターンオーバーを乱すので、禁煙しましょう。

ターンオーバーをスキンケアで整える


ターンオーバーを整えるには、抗炎症効果がある化粧品でスキンケアしましょう。
炎症が長く続くと、多くのメラニン色素が作られます。メラニンが原因で色素が沈着したのニキビ跡になります。
抗炎症効果と美白効果があるのは、ビタミンC誘導体、トラネキサム酸、プラセンタなどが挙げられます。

色素が沈着してシミになってしまうと、治りにくくなります。ニキビ跡専用の薬や化粧品には、肌のターンオーバーを整える、美白成分としてビタミンC誘導体やハイドロキノンなどが含まれているものがあります。
ニキビ跡のスキンケアでは、保湿とともにターンオーバーを促したり、ニキビ跡を改善・予防する成分が含まれていたりする化粧品を使いましょう。

色素沈着したニキビ跡には、美容皮膚科も

美容皮膚科ではケミカルピーリングを受けることもできます。
ケミカルピーリングによって、薬剤によって、角質層の角質細胞どうしの結びつきを弱め、肌表面に留まっている古い角質を落とします。
古い角質が除去されると、遅れていた肌のターンオーバーが通常に戻ります。
さらに、毛穴に詰まりや、皮脂の汚れもきれいになくなり、ニキビの原因の解決に結びつくでしょう。
薬剤は病院専用の高い濃度のものを使います。

また、レーザーピーリングというのも受けられます。
ニキビ跡の赤みの改善のため、医療用レーザーを照射し、血流を抑えます。
レーザーピーリングは、薬剤を使用しないので、敏感肌の人でも受けられます。

デコボコしたクレーターのようなニキビ跡とは?

クレーター状ニキビ跡は、ニキビを刺激したり、つぶしてしまった事により、ニキビがあった場所の皮膚が、へこんでしまった状態です。
肌表面にある表皮は、たとえ傷ついたとしても、自然と再生できるのですが、肌の奥の真皮は、傷つけるとなかなか再生することができないのです。クレーター状のニキビ跡は、真皮の皮膚組織が傷ついた部分が、へこんでしまっているのです。

デコボコしたクレーターのようなニキビ跡では、コラーゲン組織が壊れています。
コラーゲンは、肌の内部の「真皮」に存在する、肌の弾力のもと。コラーゲンの破壊は、スキンケアでは修復できません。
クレーター状のニキビ跡は、美容皮膚科や美容外科などのクリニックでないと治療できません。薬やケミカルピーリング、レーザー治療などが該当しますが、こちらも保険適用外となります。

ニキビ跡ではない赤みはどうしたらいい?

ニキビ跡ではなく、肌荒れによる肌の赤みがある場合、その原因は乾燥肌です。
乾燥肌では、肌の内側の毛細血管が透けてしまうことがあります。肌の表皮が薄くなってしまうからです。

乾燥による肌荒れの場合、美容液やクリームでの保湿ケアによって、乾燥肌を改善しましょう。かゆみを伴う場合、肌を触ったり、こすったりしてしまうと、肌の赤みは増してしまいます。かゆみの症状を一時やわらげるために、冷やすのもいいでしょう。




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