アトピーが原因の赤ら顔の治療方法と治療薬、赤ら顔解消後のスキンケア

アトピーが原因で赤ら顔になることがあります。
大人になってからアトピー性皮膚炎になると、顔の赤みが強く出やすいのです。

顔の赤みとはいっても、アトピーの場合、どのような症状になっているのかにより、治療のやり方が異なります。自分の状況をみて、適切な対策をすることが大切です。




アトピーによる赤ら顔の症状

アトピーによる赤ら顔の症状はいくつかあります。
まずは、乾燥による赤みが目立ちます。重症になってしまうと、腫れて炎症になってしまい、さらに赤みが強くなります。

アトピーでは、激しいかゆみがあらわれます。かゆみに耐えられずに掻いてしまうと、直接肌を傷つけることになります。

アトピーでは、肌のバリア機能が落ちているので、肌の角質層が簡単にはがれるだけでなく、ターンオーバーのサイクルが早くなってしまいます。

敏感肌と同じように、角質の細胞がまだ成熟していない状態で肌の表面に出てきてしまうので、紫外線や乾燥など外気からの刺激を受けやすくなります。

また、これらのことを繰り返していると、肌が薄くなり、肌の奥の毛細血管が透けて見えてしまい、赤ら顔になってしまいます。

アトピーによる赤ら顔の治療方法


アトピー性皮膚炎の症状は、いくつかの段階に分けられます。

それぞれの症状によって治療の内容が変わります。アトピーは原因や対処のやり方がわかりにくい疾患です。皮膚科などの専門医に相談して、治療の方法を決めていくのがいいです。ここでは治療の一例を紹介します。

アトピーによる赤ら顔で処方される薬

まずは医師の指導のもとで、薬による治療法を試すことになります。
アトピー疾患では、ステロイド外用薬や、プロトピック軟膏がよく用いられます。

ステロイド


ステロイド外用薬は、皮膚の炎症を抑えるために、もっともよく使われている薬です。

ステロイドは免疫を抑制する作用があります。肌に炎症が起こっているアトピー性皮膚炎では、抗炎症効果をもたらします。
ただ、ステロイドは炎症を起こしている部分以外の、身体のなかの正常な細胞にもはたらいてしまいます。そのため、副作用がでやすいのがデメリットです。

ステロイドは薬の強さが、弱いものから強いものまで、5段階に分けられます。症状に合った強さのものが、医師により処方されます。
ステロイドは炎症を抑えるために一時的に使うものなので、長期的に使うことは避けたほうがいい です。

ステロイドの副作用と、使用上の注意点


長期間、ステロイドを使い続けてしまうと、副作用で赤ら顔や、酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)になってしまう場合もあります。
ステロイドの副作用として、毛細血管が拡張して肌に赤みが目立つようになったり、アトピーの跡が色素沈着して赤くなってしまったり、血管壁がもろくなって出血しやすくなったりすることがあるのです。

また、ステロイド薬をやめたときに(脱ステロイド、脱ステとも)、皮膚が腫れて赤いやけどのようになったり、炎症が起きることがあります。

プロトピック軟膏


医師による薬を用いた療法としてもうひとつ、プロトピック軟膏があります。

プロトピックは、ステロイドと同じように、免疫を抑制する外用薬です。
薬の強さでいうと、中くらいのステロイドと等しい効果があります。

プロトピックを使うメリットは、長期間使っても、血管の拡張や皮膚の萎縮を起こしにくいこと。

ステロイドと違って、正常な皮膚からは吸収されないので、数週間程度の長期間、使い続けることができます。
また、ステロイドは顔の赤みを解消できませんが、プロトピックは赤ら顔の解消に効果があります。

ただ、プロトピックは刺激が強く、傷があると使用できません。アトピーなどの引っ掻いた傷があるところに塗ってしまうと、熱をもったような熱さと、耐えられないような刺激を感じます。

また、プロトピックを使い始めて1週間くらいは、副作用として顔の火照りやかゆみを訴える人も多いです。

プロトピックは、顔の炎症が強いほど、火照り(ほてり)や痒みがひどくなるという特徴があります。
まずは、炎症を抑えるためにステロイドを一時的に使って、その後プロトピックに切り替えていくというやり方が賢明です。

プロトピックを塗っても火照らない、かゆくならないなら、もうプロトピックが皮膚に吸収されなくなったということ。皮膚に炎症がなくなり、赤ら顔が解消されたということなのです。もうプロトピックは卒業です。

赤ら顔が治ったら、再発防止のためのスキンケア


赤ら顔が治ったら、顔の赤みが再発しないように、ていねいなスキンケアをするようにしましょう。

肌に優しい洗顔料や、スキンケアアイテムを使う


まず、強すぎる洗浄力の石けんや洗顔料を避けましょう。

アトピー性皮膚炎になると、肌が乾燥しやすくなります。
洗浄力の強い洗顔料は、肌に必要な皮脂も洗い流してしまいます。すると肌の乾燥がひどくなってしまいます。

肌をこすりすぎないようにしましょう。

肌をこすりすぎると刺激になります。また、顔の洗いすぎは、肌を守る皮脂を取り去りってしまいます。肌の水分保持力が小さくなり、外からの刺激で炎症が起きやすくなります。

アトピー性皮膚炎や、アトピー肌、顔の赤みや炎症がひどい場合は、水だけで洗顔する水洗顔もおすすめです。

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アトピー性皮膚炎に限らず、皮膚の病気では、肌を清潔に保つようにしましょう。

外からついたほこりはもちろん、身体から出た汗も、いずれは酸化して肌を刺激する物質へ変化します。ウィルスや、刺激になる細菌からの感染を防ぐために、肌を清潔に保つように気を使いましょう。

低刺激のスキンケア製品に変えましょう。

洗顔料、シャンプー、化粧品など、肌につけるスキンケア製品は、低刺激のものを選びましょう。香料や色素など添加物の少ないものがおすすめです。

また、化粧水をつける時に、コットンは使わないでください。肌が敏感になっていると、コットンの線維が肌にひっかかったり、こすれたりすることで、刺激となります。
化粧水は、清潔な手で、押さえるようにハンドプレスしながらつけます。

アトピー肌の化粧品選びは、低刺激で肌の負担が少ないものかどうか、パッチテストやアレルギーテスト済みのものかどうかが、選ぶポイントです。

アトピー性皮膚炎で赤みがあると、肌はいつも炎症を起こしている状態になってしまっています。「どうやって肌に刺激を与えないようにスキンケアするのか」が大切です。

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