赤ら顔の治療で処方されるステロイド薬と、副作用について

塗り薬のステロイドは、かゆみや赤みなどの炎症やアレルギー症状、アトピー性皮膚炎に対して処方されます。
ステロイドには、免疫を抑制する作用や、肌の炎症を抑えるはたらきがあります。

赤ら顔のときに、皮膚科から処方されるステロイド薬と副作用、ステロイドを用いた治療方法について紹介します。




ステロイドとは?


ステロイドとは、かゆみや赤みなどの炎症やアレルギー症状、アトピー性皮膚炎に対して処方される塗り薬です。
ステロイドには、免疫を抑制する作用があり、肌の炎症を抑えるはたらきがあります。

ですが、ステロイドは炎症を起こしている部分以外の、身体のなかの正常な細胞にもはたらいてしまいます。そのためステロイドは、副作用が出やすい薬です。

ステロイドは炎症を抑えるために一時的に使うものです。長期間ステロイドを使い続けてしまうと、副作用で赤ら顔になってしまう場合もあります。

ステロイドの副作用、酒さ様皮膚炎とリバウンド


ステロイドの副作用で、皮膚の萎縮が起きることがあります。これは皮膚が薄くなってしまい、傷つきやすくなった状態です。

皮膚の萎縮が起きてしまうと、エラスチンやコラーゲンが不足してしまい、肌の弾力を保つことができなくなります。肌のハリが失われ、肌のたるみやシワなどが目立つようになります。

皮膚が薄くなってしまうと、血管が透けてしまうので、顔の赤みが増してしまいます。
皮膚が薄くなるだけでなく、血管壁がもろくなって出血しやすくなったりすることもあります。

ステロイドの副作用で、毛細血管が拡張してしまう場合があります。毛細血管が拡張することで、肌に赤みが目立つようになり、赤ら顔の症状となります。
これらの赤ら顔の症状は、本来「酒さ(しゅさ)」と呼ばれるものですが、ステロイドによって引き起こされたものは「酒さ様皮膚炎(しゅさようひふえん)」と呼ばれます。

参考記事>>酒さとは?酒さの原因と症状、皮膚科での治療と酒さ様皮膚炎について

ステロイドの副作用で、ニキビがひどくなったり、毛が濃くなって多毛になってしまう場合があります。これは毛包皮脂腺が異常に活性化してしまうためです。

また、ステロイド薬をやめたときに、皮膚が腫れて赤いやけどのようになったり、炎症が起きたりすることがあります。(脱ステによるリバウンド)

ステロイド薬を塗って、顔の炎症が治まり、少ししか顔の赤みがないように見えても、それはステロイドを使った一時的な結果なのです。ステロイドを止めてしまうと、今度はリバウンドして、さらに皮膚の炎症がひどくなることもあるのです。
ステロイドを塗っても良くならない、ステロイドを塗らなくてもリバウンドで悪化してしまうとようになると、かなり苦しい状況です。

本当は、「なぜ、もともとステロイドを使わなければならないような肌の症状がでてしまったのか」、その大元の原因を考えなくてはならないのですが、現実には、肌の炎症に一刻も早く対処する必要があります。

ステロイドの副作用は、ステロイドの使用が長期的になればなるほど、強くあらわれます。
弱いタイプのステロイド剤を、長期にわたって使うより、強めのステロイドを、短期間だけ使用して炎症を押さえ込み、早めに切り上げるのが正しい使い方なのです。

ステロイドを使うときは、皮膚科で定期的に経過観察してもらって、皮膚の状態に応じた治療を行うことが重要です。
医者の判断により、ステロイド薬の強さを変えたり、ステロイドではない他の薬に切り替えていくことになります。

ステロイドだけじゃない!赤ら顔の治療で、皮膚科から処方される薬


赤ら顔の治療では、ステロイドだけではなく、ほかの薬も処方されることがあります。

皮膚科で処方されるステロイド以外の薬にも、効果のほかに副作用を持つものがあります。
赤ら顔の治療薬でも、副作用が出る場合があります。

赤ら顔の治療で使われる「ミノマイシン」という薬は、めまいや吐き気、頭痛を伴う可能性があります。
「アゼライン酸ゲル」という薬は、かゆみが出たり、赤みが強くなる場合もあります。
赤ら顔の治療で使われる「プロトピック」は、使い始めて1週間くらいは、顔の火照りやかゆみを訴える人が多いです。

プロトピックは、顔の炎症が強いほど、火照りや痒みがひどくなるという特徴があります。

赤ら顔治療の一例として、まずは炎症を抑えるためにステロイドを一時的に使って、その後プロトピックに切り替えることがあります。
プロトピックを塗っても火照りや痒みが出なくなったら、皮膚に炎症がなくなり、もうプロトピックが皮膚に吸収されなくなったということです。
そのころには、赤ら顔が解消されているでしょう。

顔の赤みをスキンケアや漢方でおさえる


赤ら顔の場合、軽い症状ならスキンケア等で抑えることもできます。
また、「なぜ、ステロイドを使わなければならないような赤ら顔の症状がでてしまったのか」、その大元の原因にアプローチすることも大切です。

血液のめぐりが悪くなり、赤ら顔になってしまう場合もあります。そのような場合、赤ら顔の症状に対処できる薬として、漢方薬が挙げられます。

漢方薬は、ステロイドや西洋医学の治療薬に比べ、副作用は少ないのがほとんどです。
長期にわたって服用し、体質改善をはかることができます。

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参考記事>>漢方薬で顔の赤みを改善できる?赤ら顔に効果のある漢方薬

また、敏感肌や乾燥肌がもとになって赤ら顔になっている場合は、肌への刺激を最小限にして、しっかりと保湿するスキンケアを心がけましょう。
そうすることで肌のバリア機能が回復し、赤ら顔の症状が出にくい肌へと生まれ変わることができます。




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